私たちの成立ち
命あるものには全て、それぞれの「個性」があると私たちは考えています。
何一つとして同じものはなく、そのものをそのものたらしめているエネルギーがあるのです。
人はもちろんですが、例えば野菜ならトマトはトマトの、キャベツにはキャベツの栄養がありうま味があります。見た目が不恰好でも、それを「規格外」などの言葉でひとくくりにしてしまうのはとてももったいないことです。
沖縄での農業は、頻繁に来る台風と土の酸性度の調整で工夫がいります。同じ土地で立体的なシステムを使い、2段式で作ったニンジンとゴーヤは、台風の潮で半分しか生き残っていません。しかし、逆に言い換えれば半分は台風に晒されても成長しているのです。
パパイヤも実ってくるし、ヨモギだって増えています。
これが命あるものの持つエネルギーの本質でしょう。
沖縄には魅力的な食物がたくさんあります。
私たちは沖縄の人やものが持っているそれぞれの「個性」をありのままを肯定し、よりその人やそのものの「おいしさ」を最大限に引き出して、その「エネルギー」を皆様にお届けします。
そして、植物の種が芽を出し、枝を伸ばして新たなつながりを生むように、おいしいもののエネルギーで人と人を繋げていきたいと思っております。